予約システムの月額が高いか、
自分で確かめる方法
「うちの予約システム、高い気がする」と思ったとき、相場を調べても答えは出ません。月額1万円が高いお店もあれば、5万円でも妥当なお店もあるからです。判断できるのは、自分の請求書だけです。見るべき順に説明します。
相場を調べても意味がない理由
予約システムの料金は、月額だけを見ても比べられません。同じ「月額1万円」でも、そこに何が入っているかが会社によってまったく違うからです。
よくあるのは、月額が安い代わりに決済手数料が高いという形です。月額0円でも、店販やサービスの決済に数%かかるなら、売上が大きいお店ほど総額は膨らみます。逆に月額が高くても手数料がゼロなら、そちらが安く済むことがあります。
つまり「月額いくらか」ではなく「1年で総額いくら出ていくか」でしか比べられません。ここを間違えると、乗り換えて損をします。
まず、請求の内訳を手に入れる
毎月の引き落とし額しか分からない、という方が多いです。まずは内訳を出してもらってください。
- 管理画面に「請求」「ご利用明細」のページがあれば、そこから見られます
- 見つからなければ、サポートに「請求の内訳を送ってください」と連絡すれば出てきます
- クレジットカードの明細に、別会社の名前で分かれて載っていることもあります
内訳が出たら、項目を一行ずつ声に出して読んでみてください。意味が分からない行があれば、そこが確認すべき場所です。
使っていないのに払っている、よくある項目
予約システムの料金は、機能ごとの積み上げになっていることがよくあります。開業したときに「一応つけておきましょう」と言われたまま、何年も払い続けているケースは珍しくありません。
| よくある項目 | 確認すること |
|---|---|
| ポータルサイトへの掲載料 | そこからの新規は月に何人か。1人あたりいくらになっているか |
| SMS送信 | LINEやメールで足りていないか。通数ぶんの従量になっていないか |
| 複数店舗・複数スタッフの枠 | 実際の店舗数・人数と合っているか。辞めた人のぶんが残っていないか |
| POS・レジ連携 | 実際に連携して使っているか。手で入力していないか |
| サポートオプション | この1年で何回使ったか |
| 決済手数料 | 率は何%か。月商に掛けると年間いくらになるか |
契約の縛りと、更新月を確認する
ここを見落とすと、下げるつもりが逆に高くつきます。
- 最低利用期間があるか(1年・2年の縛りはよくあります)
- 途中でやめると解約金がかかるか、いくらか
- 更新月はいつか。自動更新の場合、何日前までに申し出が必要か
- 初期費用を分割で払っている途中ではないか
更新月の直前に動けば、解約金なしで切り替えられることがあります。「今すぐ」ではなく「更新月に合わせて」準備するのが、いちばん安く済む進め方です。
年間の総額を出してみる
ここまで確認できたら、紙に書き出してください。
- 月額(税込)× 12
- + 決済手数料(月商 × 率 × 12)
- + 従量課金(SMS など)の年間見込み
- + ポータル掲載料 × 12
この合計が、そのシステムに1年で払っている本当の金額です。ここではじめて、他と比べられる数字になります。
乗り換えない方がいい場合もあります
次に当てはまるなら、今のままの方が安全です。
- ポータル経由の新規が多く、その掲載をやめると来店数が落ちる
- 顧客データがCSVで出せず、過去のカルテを失うことになる
- 解約金が、乗り換えで浮く金額を上回る
- 今のシステムで困っていることが、実は設定で直る
安くすることが目的になって、予約が減っては本末転倒です。下げるのは、失うものがないと確認できてからです。
請求書を見るところまで、お手伝いします
内訳の写真を送っていただければ、どこが減らせそうか、乗り換える価値があるかをお伝えします。見るだけなら費用はいただきません。乗り換えない方がいい場合は、その理由もお伝えします。
ヘアーサロン予約システム
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CHERRY BLOSSOM/鈴木雄太